君たちの未来

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 前回はいかに自分がつまらない人間か思い知らされた話を書いたが、そんなことはどうでもよい。そもそも私がどんな人間など世界にとってはどうでもよい。ロシアはウクライナに侵攻し、小さなコミュニティでは今日も足の引っ張り合いをしている。すべてが先の見えない、希望もない世界。自己実現をやたらと強調していた私たちの時代。やりたいことを無理やり見つけ、とってつけたような理由を探し出し、本当にそのまま進んでしまう。私は振り回されただけで何にもかなえられなかったし、そもそもどうなりたいかも分かっていなかった。それぐらいに愚かだったと思う。今も大して変わらない。別のものに騙されているだけだ。そして後からそのことに気づく。永遠のイタチごっこ。だから後になって嘆くのはもう終わりにしよう。大事なのは反省や後悔ではない。子供たちには新しい価値観を築き上げ、何が幸せなのか本当に考えてほしい。難しいことかもしれない。私たちが邪魔をしていることだって十分に考えられる。それでも挫けないで。大人たちには何も期待できないのだから。彼らを信用してはいけない、絶対に。自分たちの満足のために君たちを利用しているだけだから。